背景・ストーリー
四万十川の鮎もなか。
高知県四万十市、中村地区は「小京都」とも呼ばれる歴史ある地域です。1908年創業の老舗和菓子店「右城松風堂」は、国産の天然寒天を使用し、丁寧に練り上げた羊羹が人気を集めています。中でも「筏羊羹」は、四万十中村の定番土産として知られています。
そんな右城松風堂の5代目、田村太一さんから、「大鮎もなか」「鮎もなか」のパッケージをリニューアルし、新しい販路を開拓したいというご相談をいただきました。
高知県四万十市、中村地区は「小京都」とも呼ばれる歴史ある地域です。1908年創業の老舗和菓子店「右城松風堂」は、国産の天然寒天を使用し、丁寧に練り上げた羊羹が人気を集めています。中でも「筏羊羹」は、四万十中村の定番土産として知られています。
そんな右城松風堂の5代目、田村太一さんから、「大鮎もなか」「鮎もなか」のパッケージをリニューアルし、新しい販路を開拓したいというご相談をいただきました。
地元のお客様に支えられてきた老舗にとって、パッケージを一新することは大きな決断です。そこで、既存のパッケージは残しながら、新しい販路向けに専用のパッケージを開発しました。
従来のパッケージ
新パッケージ
これまでの包装は中身が見えず、商品名も「四万十川」と記載されていたため、初めて見る方には「鮎もなか」であることが伝わりにくいものでした。そこで、商品名を明記し、中身が程よく見える半透明の袋に変更し、リニューアルを図りました。
四万十川では、鮎のシーズンになると多くの釣り人が集まります。その風景を「大鮎もなか」のパッケージデザインに反映し、四万十川での鮎釣りの様子をイメージしたデザインを採用しました。また、小ぶりで食べやすい「小鮎もなか」は、個包装にすることで、移動中やオフィスでも手軽に楽しめるパッケージに仕上げました。
パッケージのリニューアル後は、地元のお土産店に加え、県外の百貨店や観光施設からの注文も増え、販売エリアが拡大しました。
Photo
背景・ストーリー: 右城松風堂提供
事例:Shinpei Iwasaki